ごあいさつ

1.会長就任にあたってIizukaKaicho.jpg
 平成24年11月開催の総会にてご承認を得、同窓会長に就任いたしました中央大学理工学部電気科・昭和47年卒の飯塚信市と申します。戦後ベビーブームの中、東京荻窪生まれの、いわゆる団塊世代後期に属します。このたび、同窓会長に就任するにあたりましては、創立(昭和30年)以来、本会の維持発展にご尽力頂いた、歴代の会長、役員、並びに、常任幹事の皆様、さらには、入会者減少に伴う会の財政危機に際して、多額のご寄付(会誌発行事業費)を賜りました延べ340余名の心ある会員有志の方々に、深く謝意を表するものであります。

2.同窓会活動の現状
 私の知るところの同窓会活動について、思いつくが儘に、私見を以下に述べさせていただきます。会員の皆様におかれましては、同窓会なるものの大まかなアウトラインをうっすらと思い浮かべていただければと存じます。

<経緯>
 本会の創立は昭和30年、第一期生卒業(昭和28年)から遅れること2年、初代会長は、広瀬敬一先生、以後、昭和53年に至る25年間、会長職は教授から教授へと引き継がれ、その後、現在に至る33年間、卒業生から卒業生へと引き継がれて、間もなく、創立60周年を迎えようとしております。この間の卒業生は9000名を優に超え、現在、1500余名の方々が、同窓会員として登録されています。

<財政基盤>
 会の財政基盤に関しては、従来、終身会費にのみ依存していたことから、同窓会存続が危ぶまれる時期もありましたが、現在は、平成13年に開始された会誌発行事業費募金活動による収入により、差し迫った危機は、一見、遠ざかったかに見えます。しかし、募金主体となっていただいている会員世代の高齢化、終身会費収入が会誌発行等にかかる固定費に満たない例年の状況等を考慮するとき、なおも、遠からず、何らかの根本的な対策を講ずる必要があると思われます。

<会務運営>
 会務の運営に関しては、天野元会長が、6期12年に亘り、お一人で負担されていた全会務を、菱沼前会長の時代から、5つの委員会(総務委員会、財務委員会、会誌編集委員会、事業委員会、HP運営委員会)に分掌させる決まりでありましたが、従来、様々な事情で、天野事務局長と菱沼前会長とで委員長空席の一部委員会を兼務せざるを得ない状況が続いておりました。今期は、それら委員会の委員長ポストがすべて埋まり、予てより目指しておりました、集団指導体制がやっと確立されようとしております。また、常任幹事会には、ここのところ、30歳代の構成員が常時複数参加されるに至り、その他、新規常任幹事の中にもIT知識に長けた人材も現れ、従前から問題視されていた、天野事務局長の保管する旧書式の会員データベースの汎用化への途も期待が持てそうです。

<ホームページ>
 菱沼前会長の強い思い入れの下、同窓生各位に対する情報センターとして、下記の機能を実現すべく、自前のホームページが設置されました。今後は、その利用度を如何に高めてゆくかが残された課題でしょう。

  1.インターネットを通して同窓会活動が何時でも容易に見られる広報機能
  2.同期会、各研究室(ゼミ)の連絡拠点としての機能
  3.起業した同窓生のPR拠点としての機能
  4.活躍する会員のPR拠点としての機能
  5.関連企業への広告媒体の提供機能

<同窓会誌>
 会員同士を繋ぐ絆として、従来より、重要な役目を果たしてきましたが、印刷費並びに郵送費等で30万円近い固定費がかかることが欠点です。若手会員からはHP掲載に代えてはとの声もあるものの、会員各位のお手元にまで直接に届く点、インターネットの苦手な高齢会員にとっては必須の媒体である点、パソコン画面に比べて長時間読んでも疲れにくい点、送付用封筒には返信用葉書を忍ばせることも可能な点等々から、なおも、捨て難い会員同士の通信手段です。当分の間、大切に、継続したいと思います。

<修論発表会への審査員参加>
 同窓会会員有志が、修論発表会に参加して、一定の客観的な基準の下、修士論文の内容を採点します。研究科の教員並びに学生諸君に、同窓会員(社会人である先輩)の存在を知らしめるよい機会であると共に、同窓会員にとっても、研究科の現役学生諸君がどのような研究を行っているかを垣間見るよいチャンスでもあります。優秀論文には、修了式の場において、同窓会から或いは本企画に賛同いただいたスポンサーからの賞が授与されます。このように、同窓会が、大学院教育の場に直接的に関与する等といった例は、あまり、他大学では耳にしません。このような機会が実現したのは、教授陣と同窓会役員との強固な信頼関係が実を結んだものだと思います。我々、同窓会員としては、教員諸氏並びに学生諸君に対しては、最大限の礼を持って望みたいものです。

<夏期合宿への参加>
 昨今、理工系大学では、学生同士の交際範囲が研究室に留まり、閉鎖的になりがちであります。そのため、学科並びに研究科では、年一回、通常夏期期間に、研究室や年次の枠を超えて総勢200人近くが、その都度、幹事の発案で決まる観光地にて2泊3日の合宿を行い、ソフトボール大会を開催することを例としています。同窓会会員有志も、例年、これに手弁当で参加しております。毎年、順送りで特定の研究室が主導して、合宿のスケジュールを取り仕切ります。通常、初日には飲み会とゲームで夜を過ごし、翌日、午前から午後にかけてソフトボールにて研究室対抗リーグ戦を行って勝敗を決します。今の学生さん達、サッカーやテニスは得意でも、ソフトボールは、男女とも皆、大の苦手です。珍プレーの連続、そのうち、皆うち解けて人の輪が芽生えます。その晩は、表彰式に続いて、教授と車座で飲み会、就職試験のエピソードが話題となったり、先生方の若い頃のエピソードが話題となったりして、夜が更けるのも忘れて、遅くまで飲み過ごします。そんなとき、学生諸君との距離も近づき、自然と同窓会への勧誘も功を奏することもあります。

<総会、講演会、及び懇親会>
 総会は、同窓会の最高議決機関です。同窓会の意志は、最終的に、総会の議決により決します。総会は、通常、11月に開催されます。総会終了後は、講演会並びに懇親会が行われます。昨今、総会、講演会、並びに、懇親会といった一連の行事は、卒業年次単位あるいは複数の卒業年次合同にて、持ち回りで、開催される傾向にあります。最大行事であることから、特定の役員に負担が固定化することを避ける配慮かとも思います。なんと言っても、文句なしに楽しいのは懇親会でしょうか。首都圏のみならず、全国至る所から、場合によっては外国からも、会員が集合されて、旧交を暖め会うこととなります。皆さん、いままで、参加したことのない方は、お一人でも構いませんので、是非、会場までお越しください。先ずは、中大理工電気を卒業したまたは通学したと言う一点のみを共通の話題として、うまい酒を飲みながら、お付き合いを始めましょう。人生の苦境にある方々こそ、是非、同窓会においでください。なんらかの解決が見つかるやもしれません。

3.同窓会活動の将来
 本会では、毎年暮れになりますと、担当役員が教授の許可を得て各研究室を訪問し、卒業予定の学生さん達に、同窓会への入会を勧誘するのを常としており、これにより、幾分のバラツキはあるものの、毎年20~30名程度の新入会員を獲得するに至るのが通例であります。

 理想からすれば、こうして獲得した新入会員諸氏が、同世代間並びに異世代間で会員同士の交流を重ねつつ、互いに切磋琢磨して広く社会人として成長され、いずれは、幹事や役員として会務を担う人材も出現し、結果、緩やかな形で世代交代が進んで、我が中大電気同窓会の伝統ある活動が長く引き継がれてゆくことを会員の誰もが望んでいる筈であります。

 会長たる私の使命は、略60世代に亘る同窓会員個々の利益に配慮しつつも、同窓会の将来をも見据えて、必要な改革については、着実に進めてゆくことであると理解しております。

4.むすび
 以上、会長に就任するにあたり、私の思うところを縷々述べさせていただきましたが、実際に、会務を進めるにあたりましては、副会長各位を初め、常任幹事各位、事務局長、顧問各位等々、関係各位の皆様のご協力乃至助言なくして、何事も、私一人で円滑に進められないことは勿論であります。

 つきましては、関係各位のご賛同と活動への参画を何卒よろしくお願い申し上げます。

                                  中央大学理工学部電気電子情報通信工学科 同窓会
                         会長  飯塚 信市 (昭和47年卒)