2000年3月 平成11年度卒業式

2000年3月24日(金)             第48期卒業生:136名

平成11年度『卒業式』が開催されました

2000年3月24日(金)
理工学部の卒業式がアリーナで開催されました。
学部の式後、会場を移して電気・電子工学科の卒業証書・学位授与式が行われた。

第48期卒業生は、Ⅰ部:109名Ⅱ部:27名合計:136名

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来賓祝辞を述べる同窓会天野会長

同窓会天野会長の祝辞

 理工学部創立50周年の記念すべき年度に卒業される皆様、ご卒業おめでとうございます。また、本日ご列席のご父母の皆様におかれましても、ここまで後立派に成長し無事に大学を卒業するまでにお育てになったことは誠にご同慶の至りでございます。本日は誠におめでとうございます。
 私は、ただいま司会者より紹介がありました「理工学部電気・電子工学科同窓会」会長の天野でございます。このような晴れがましい席で、同窓会を代表して祝辞を述べますことは誠に光栄なことであります。
 同窓会は皆様のご卒業をお祝いし、同窓会への入会を心から歓迎致します。

 卒業式に当たり、先輩として一言「はなむけ」の言葉を贈りたいと思います。
 皆さんは、4月から企業に新入社員として、また、大学院へと大きな期待感を胸に新たな道に進んで行かれることと思いますが、特に企業に就職される方々に対して私の長年にわたる企業における経験から参考になる話をします。
 皆様がこれから飛び込んで行く実社会は、学園生活と異なり、かなり厳しいものであります。各企業は、リストラや利益追及の名のもとに行われている人減らしを中心とした再構築のただ中にあります。これらについては新聞やテレビの報道で先刻ご承知のことと思います。
 そのような中で、皆様はこれからの自分自身や将来結婚した後の妻子のため業績を上げ、給料や地位を高めていかなければならないことでしょう。それは厳しい道であり、今までのような半端な心構えでは達成されません。そこで、仕事をする上で最も大事な業務のブレークダウンを行うためのポイントを語路合せでまとめたオマジナイの言葉を贈りますので実践して下さい。

 「き・れ・い・な・さ・ち・こ」 これが業務をブレークダウンするオマジナイです。
 その意味は、
 「き」:聞いておかなければならない事を明確にする
 「れ」:連絡しておかなければならない部門・部署・担当者を明確にする
 「い」:他の部門・部署・担当者に依頼すべきことを明確にする
 「な」:最も難解なことを明確にし、勉強して自己の能力を高める
 「さ」:自分自身で行う作業は何かを明確にする
 「ち」:調査・検討を要することを明確にする
 「こ」:予め誰かと交渉することを明確にする
 常に「きれいなさちこ」を忘れず、業務をブレークダウンし、そのブレークダウンによってどんな行動(ACTION)を起こさなければならないかを明確にして実践し業績を上げて下さい。そうすれば必ずや努力が報われる時が到来し結果が出るでしょう。

 次ぎに同窓会のことをお話します。我が「電気・電子工学科同窓会は昭和28年に第1期生が卒業してから昨年まで8,084名の卒業生を擁しており、同窓生は産業界や教育界あるいは官公庁で本学科の評価を高める活躍をしております。本日卒業の第48期生の皆様もこれから先輩諸兄に負けない活躍を期待されております。
 同窓会では卒業後の皆様の活躍をバックアップするための様々な事業を行っておりますので、卒業を機会に未だ入会手続をされていない方は是非とも御入会していただきたくお願い申し上げます。新規の入会者は秋に発行する「同窓会会誌」にお名前を掲載します。
 同窓会では毎年秋に総会を開催しております。最近は総会開催に合わせて同期会を開き同期の諸君が旧交を暖めるグループがいくつか出てきております。本年度の卒業生も何年かを経過した後、同期会を開催する際には同窓会を活用して下さい。
 また、同窓会では本学科卒業生全員の名簿を管理しておりますが、毎年のように同窓会からの郵便物が移転先不明で多数返送されてきます。皆様も卒業後に転勤やその他の理由で移転した場合には、必ず同窓会事務局宛てに移転先の情報をお知らせ下さい。本学科ホームページの中に開設しております同窓会ホームページでも住所変更の受付をしておりますので御活用下さい。
 以上、簡単ではございますが、卒業生の皆様のこれからのご活躍を祈念して挨拶と致します。