2012年4月14日 福島第一原発事故「吐露会」(パートⅡ)

2012年4月14日(土) 13:00~16:30
中央大学理工学部教室 1205号

福島第一原発事故「吐露会」(パートⅡ) が開催されました。

日時:2012年4月14日(土) 13:00~16:30
場所:中央大学理工学部教室 1205号室

発起人:菱沼一夫同窓会長(行事委員長)、代表幹事:田中晴雄

出席者:菱沼一夫(S39)、門原健男(S40)、柳下敏男(S41)、渡辺聡(S41)、大野孝(S44)、
            田中晴雄(S44)、飯塚信市(S47)、野村孝博(H08管理工学科)

東日本大震災に伴う福島第一原発暴走事故が発生してから約1年経過しており、これまでの経過とこれからの問題等について、更に議論し合うために『吐露会』(パートⅡ)が開催されました。

初めに、田中代表幹事の用意したドイツZDFが取材したドキュメンタリービデオ「フクシマの嘘」を鑑賞し、続いて菱沼行事委員長及び田中代表幹事が用意した資料について、プロジェクターを用いて説明があり、その後参加者の所感や各自の有している情報等も含め、活発で有意義な議論が交わされました。

用意された資料の項目

  (1)原子炉の原理
    沸騰水型と加圧水型の図解、原発事故が大災害に発展するメカニズム
  (2)事故の状況
    津波の状況及び、福島第一1~4号機・5,6号機・女川原発等の状況について、
    公開情報及び関係機関、有識者の診断/見解等の資料
  (3)事故発生に至る"複合起因解析"
    大震災の影響、原子力ムラの行動、経済産業省原子力保安院の技術報告
  (4)原子力圧力容器内の中性子による熱脆性低下の実測例
  (5)ウランの核分裂による放射性物質の生成メカニズム
  (6)原発の危険度
  (7)想定されていた大地震/大津波と事故の発生
  (8)"安全神話"の偽り
  (9)放射性物質の適格な理解の復讐
(10)原因究明のまとめ
(11)原子力科学者/技術者は科学者たる誇りを持っていたのか?
(12)暴走事故に発展した理由
(13)関連する課題
    原発コスト、脱原発、再稼働、エネルギー問題、核燃料リサイクルの是非、
    高速増殖炉、核廃棄物の処理法、トリウム原子力
(14)再稼働の動向
    再稼働申請状況、ストレステストの内容、保安院作成の30項目一覧、
    大飯原発再稼働の政府見解と行動、「新たな手順」(政治判断)は信頼に値するのか?
(15)再生可能エネルギーの種類と原理、特徴

 ≪真剣に議論し合う参加者たち≫

 

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