2015年4月 平成27年度入学式

2015年4月3日(金)13:00~
理工学部新入生:906名
電気電子情報通信工学科新入生:116名
理工学研究科電気電子情報通信工学専攻博士課程前期課程新入生:45名 

2015年4月3日
平成27年度「理工学部・大学院理工学研究科 入学式」が開催されました

理工学部全体の「理工学部・大学院理工学研究科 入学式」が13:00より5号館アリーナで開催された後、下記の通り各学科別の入学式及び学科紹介が会場を移動して執り行われました。

日時:2015年4月3日(金)14:30~
会場:中央大学理工学部校舎5号館5333号室

 

 

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理工学部・理工学研究科入学式での酒井正三郎学長式辞

 

 

 

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理工学部・理工学研究科入学式での石井靖理工学部長挨拶

 

 

 

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理工学部・理工学研究科入学式での深澤武久理事長祝辞

 

 

 

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 電気電子情報通信工学科入学式で挨拶される
國井康晴専任教授

 

 

 

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来賓挨拶(飯塚信市同窓会長)

 

 

 

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教職員紹介①

 

 

 

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教職員紹介②

 

 

 

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教職員紹介③

 

 

 

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教職員紹介④

 

 

 

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クラブ紹介①

 

 

 

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クラブ紹介②

 

 

 

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クラブ紹介③

 

 

 

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クラブ紹介④

 

 

同窓会長の入学式祝辞要旨

ご入学の皆様、またご父兄の皆様、本当に、ご入学おめでとうございます。私は、中大電気同窓会の会長をしております、昭和47年卒の飯塚信市と申します。
中央大学は、明治中頃に創立された130年の歴史を有する、元々法律を学ぶための学校でしたが、敗戦間近の昭和19年、諸般の事情から中央工学校という工学系専門学校が作られ、戦後、この専門学校を母体として、昭和24年に、中央大学工学部電気学科が創設され、以後、電気電子学科、電気電子情報通信学科と名前を変えて現在に至り、今年で創立66年を迎え、総勢9000名を超える本学科卒業生を擁する訳であります。
それら卒業生の実社会における活躍と教授陣の後押しもあり、本学科卒業生の就職状況ですが、現在、卒業生1人に対して、10倍以上の求人が殺到する状態であります。加えて、昨今、株価は二万円超えも間近、景気は上向き、本学科と密接な関係を有する電気電子情報通信産業は、カーエレクトロニクスの発展等もあって活況を呈しており、しかも皆さんが卒業される頃、日本はオリンピック景気の真っ直中、と言うわけで、皆さんは実に幸運な時期に大学生活を送ることとなる訳であります。
もっとも、だからと言って、皆さんがさしたる努力もせずに、幸せな人生を送ることが保証されている等と勘違いしないことであります。嘗て、バブルの頃、必ずしも優秀でない学生も一流企業に就職できる時代がありました。しかし、バブル崩壊と共に、それらのバブル入社組は、少なからず、人員整理の嵐に遭遇しました。
皆さんは、如何に景気の変動があろうとも、技術者として、あるいは研究者として、強く生き抜く力を身につけねばなりません。そのための知識や応用力を身につけることができるのが、本学科の授業です。ですから、皆さんは、まじめに授業に出席して、一生懸命に勉強しなければなりません。
皆さんは、これから本学科の授業に臨む訳ですが、大学教育のレベルはなかなか高いものがあり、皆さんの全てが完璧に理解できるレベルであるとは限りません。でも、誰かが理解できない事項は、きっと、他の多くの皆さんも理解できない事項の筈です。なぜなら、入学試験をパスした現時点における皆さんの偏差値は、ほぼ同等だからであります。しかも、大学における成績評価は絶対評価であって、小学校や中学校のような相対評価ではありません。特定の学生が多数の「優」を取ったがために、他の学生の「優」取得が制限されると言ったものではありません。つまり、皆さんは互いにライバルではなく仲間なんです。であればこそ、皆さんは、理解できない事項については、互いに協力し合って、皆で議論を交わしながら、解決すればよいのです。そうして、議論を重ねる中で、仲間同士の信頼関係も深まり、一生の友人を獲得するやも知れません。
それでも理解できない事項については、先生方に教えを請うこととなるでしょう。このとき、はじめて、年の離れた先生方(大人)と交わって、必要な事項を聞き出すためのテクニックが要求されます。先生方とはいえ、いつでも質問オーケーという訳ではないでしょう。また、直接の疑問点をいきなり投げかければ、相手は戸惑ってしまいます。また、自分の理解度乃至能力を相手に正確に伝えなければ、先生方も、回答のしようがありません。したがって、先生方から教えを請うと言うプロセスを繰り返すことにより、一定の能力が身につきます。この能力こそが、企業が新入社員に求めるコミュニケーション能力に他なりません。
かといって、皆さんは、勉強だけに専念しろなどとは申しません。若く、感性も豊かな皆さんは、当然に、異性への関心も大きい筈です。どうぞ、おやりなさい。恋愛もし、失恋もして、はじめて、相手を思いやる気持ちも生まれ、徐々に、大人になるのです。あまりこの話をしますと、お母様の目尻がつり上がってしまいます。大丈夫ですよ。一般に理工系男子学生は奥手ですから、そうそう簡単に所帯をもったりしません。当分は、お母様の懐の中ですよ。
皆さんが、互いに助け合って、あるいは、先生方の指導を受けながら、技術者として必要な知識や応用力、さらには、社会人として必要なコミュニケーション能力を身につけ、有意義な学生生活を送られた上で、意気揚々として社会に巣立って行かれることを心から願って、同窓会長の祝辞とさせていただきます。
ご静聴、ありがとうございました。

2015年4月3日 中央大学理工学部電気電子情報通信工学科
同窓会会長 飯塚 信市