2014年4月 平成26年度入学式

2014年4月3日(木)14:30~
理工学部新入生:996名
理工学研究科新入生:前期278名、後期13名
電気電子情報通信工学科新入生:123名
理工学研究科電気電子情報通信工学専攻博士課程前期課程新入生:59名

2014年4月3日
平成26年度「理工学部・大学院理工学研究科 入学式」が開催されました

理工学部全体の「理工学部・大学院理工学研究科 入学式」が5号館アリーナで開催された後、下記の通り各学科別の入学式及び学科紹介が会場を移動して執り行われました。

日時:2014年4月3日(木)14:30~
会場:中央大学理工学部校舎5号館5333号室


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理工学部・理工学研究科入学式で式辞される福原紀彦学長



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理工学部・理工学研究科入学式で挨拶される足立直樹理事長



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理工学部・理工学研究科入学式で挨拶される石井靖理工学部長



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 電気電子情報通信工学科入学式で挨拶される
庄司一郎電気電子情報通信工学科主任教授



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 電気電子情報通信工学科入学式での新入生達



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 来賓挨拶(飯塚信市同窓会長)

 

 来賓(飯塚信市同窓会長)の入学式祝辞要旨

新入生の皆さん、ご来場のご父母の皆さん、本日は、本当におめでとうございます。本日は、生憎の雨模様でしたが、幸い、桜は未だ八分咲きというあたりで、皆さんの入学を祝福しております。私も、つい数年前に、二人の男の子の教育を完了いたしましたので、皆様のお喜びは、いかばかりかと存じます。

本学科の基礎となる電気工学科は、昭和24年、中大理工学部創設時より存在した学科でありまして、65年の歴史を有するものであります。その間、卒業生の数は、ほぼ10,000名を超えており、電力、電気電子、通信、情報と言った電気関連の企業のみならず、銀行、商社、シンクタンク、教育機関等々のほか、技術士、弁理士、米国特許弁護士等の専門職として、皆さん様々な方面で活躍されておられます。

さて、本日、この会場におられる新入生の皆さんは、学部卒の場合には通常4年、修士課程修了の場合には通常6年後には、技術者又は技術屋と呼ばれる立場に置かれます。ご承知のように、中学を卒業して高校に入学したとき、高校を卒業して大学に入学したとき、皆さんは、高校生、大学生と呼ばれる立場になったとしても、取り立てて、社会から特別な目で見られたり、特別な能力を要求されることはなかったはずです。

しかし、理工系大学又は修士課程を卒業又は修了して「技術者」又は「技術屋」と呼ばれる立場になった途端、皆さんは、社会から特別な目で見られ又は特別な能力を要求されます。これは、「技術」と言う語の意味に由来するのです。「技術」と言う語は、「一定の問題を解決するための具体的な手段」と定義されます。つまり、「技術者」又は「技術屋」と呼ばれる立場になった途端、皆さんは、それぞれの専門分野において、「問題解決能力のある人」であることを要求されるのです。

ひとたび、「技術者」又は「技術屋」と呼ばれる人になると、その評価は、目前の対象からその問題点を把握し、それを具体的に解決する能力の高さで決まります。いかにうわべの知識が豊富であっても、それを応用乃至活用して実際に問題を解決できなければ、技術者又は技術屋として高い評価を得ることはできません。

これから皆さんは、4年又は6年の期間、さまざまな科目を履修することになりますが、その際には、単なる教養としてそれらを学ぶのではなく、いずれ自分は習得した知識を活用して、それぞれの専門分野において、具体的な問題を解決する人になるのだと言う強いモチベーションをもって、勉学に励んでいただきたいと思います。

そして、学部卒の場合には通常4年、修士課程修了の場合には通常6年後には、皆さん、社会の要請に十分に応えられる技術者乃至技術屋の卵として、社会へ巣立っていただくことを、同窓会としては切に望んでおります。います。
以上で、同窓会長の祝辞とさせていただきます。

中大理工電気電子情報通信工学科
同窓会会長 飯塚 信市