2014年3月 平成25年度修了式・卒業式・同窓会賞授与式

2014年3月24日(月)15:00~  第62期卒業生:139名  修了生:51名

2014年3月 平成25年度「修了式」・「卒業式」・「同窓会賞授与式」が開催されました

理工学部9学科全体の卒業式・修了式(13:00~)が5号館アリーナで開催された後、下記の通り各学科別の修士修了証書授与式及び学部卒業証書授与式が会場を移動して執り行われ、同時に修士論文発表会同窓会賞授賞式が実施されました。

日時:2014年3月24日(月)15:00~
会場:中央大学理工学部校舎5号館5533号室

≪証書授与式≫

理工学研究科電気電子情報通信工学科専攻主任の庄司一郎教授から修士修了の各位に大学院修士学位記が授与され、続いて電気電子情報通信工学科主任の橋本秀紀教授から学部卒業者の各組代表に卒業証書・学位記が授与されました。
修了生:51名
第62期卒業生:139名

≪同窓会賞授与式≫

修士論文発表会の優秀論文発表者に対して同窓会賞として、優秀賞及び協賛社賞を同窓会会長飯塚信市、協賛社アイコンテクノ(株)会長 金子和夫、協賛社(株)城南サービス代表取締役 磯 収二 から賞状並びに副賞を授与しました。
※(卒業時の同窓会入会者を「会員」と表記しています) 

≪優秀賞≫

鈴木 雄亮 さん (久保田研)
テーマ:冗長ウェーブレット変換を用いた楽曲特徴量

板橋  明 さん (二本研) 
テーマ:L1o型規則構造を持つ強磁性合金薄膜の表面平坦性および磁化容易軸方位分散制御

長島  亘 さん (庄司研) 会員
テーマ:Mg添加定比組成LiTaOを用いた高出力波長変換緑色レーザの開発

前田 崇秀 さん (白井研) 
テーマ:SBR法における多重エッジ回折波の計算手法の考察

新井 雅海 さん (橋本研)
テーマ:空間知能化における現実物体と仮想情報間での隠蔽表現-ARの適用

宮本 卓也 さん (山村研) 
テーマ:可変利得ホモトピー法を用いた非線形回路の直流動作点解析

北詰倭人 さん (築山研)
テーマ:遅延故障検出のためのテストパス集合の生成手法に関する研究

≪アイコンテクノ賞≫

古川 達也 さん (杉本研) 会員
テーマ:アナログ/ディジタル混載回路の機能を、高速かつ高精度にシミュレーションする手法の研究

≪ウッズ賞≫

森田 遼伍 さん (今井研)
テーマ:静脈認証のウルフ攻撃に対する安全性評価テーマ:大規模太陽光発電に関する電力貯蔵システムの検討 

≪城南サービス賞≫

上原 一樹 さん (國井研)
テーマ:MAP間重複部推定のためのParticle Filterによる尤度を用いた外れ値排除および低次元化による繰返し型誤差低減に関する研究テーマ:SBR法による屋内外電磁波伝搬解析

 

140324D001.jpg式場に向かう卒業生たち



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理工学部全体の卒業式・修了式



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電気電子情報通信工学科専攻主任の庄司一郎教授挨拶



140324D004.jpg庄司教授の挨拶に聞き入る卒業生・修了生



140324D005.jpg修士修了者への大学院修士学位記の授与



140324D006.jpg学部卒業生組代表への卒業証書・学位記の授与




修士論文発表会同窓会賞授与

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140324D013.jpg修士論文発表会ウッズ賞授与



140324D014.jpg修士論文発表会アイコンテクノ賞授与



140324D015.jpg修士論文発表会城南サービス賞授与



140324D016.jpg中大電気同窓会 飯塚信市会長の来賓挨拶



140324D017.jpg支援してくれたお父さんと共に喜びの卒業生




級友たちと共に喜びの卒業生

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来賓挨拶要旨「同 窓 会 から 贈 る 言葉」

学部卒業生の皆さん、博士課程前期修了の皆さん、本日は、本当におめでとうございます。ご来席のご父母の皆さん、この4~6年のための経済的なご負担はさぞや大変であったと思われます。ご苦労様でございました。私も、つい数年前に、二人の男の子の教育を完了いたしましたので、皆様のご苦労は大変に理解できるところであります。

本学科の基礎となる電気工学科は、昭和24年、中大理工学部創設時より存在した学科でありまして、65年の歴史を有するものであります。その間、卒業生の数は、ほぼ10,000名を超えており、電力、電気電子、通信、情報と言った電気関連の企業のみならず、銀行、商社、シンクタンク、教育機関等々のほか、技術士、弁理士、米国特許弁護士等の専門職として、皆さん様々な分野で活躍されておられます。

さて、本日、卒業乃至修了を迎えられた皆様は、大学院へ進む方々を除いては、企業や研究機関と言った職場に就職される訳でありますが、聞くところによりますと、昨今、かなりの数の方々が、就職後3年以内に、せっかくの職場を退職乃至転職するとのことであります。
勿論、このような早期退職乃至転職は、一概に悪いことではありません。確固たる信念の基に自分の将来に対してある方向性を有するものの、現在の職場とは相容れないと言った事情のある方々に関しては、むしろそうされるべきでしょう。しかし、私の経験からするところ、そのような方々の大多数は、なんとなくその職場に馴染めないと言った理由から、離職乃至転職するような気がいたします。
職場に馴染めない理由は、大きく二通りに分けられると思います。ひとつは、複数の年齢層からなるいわゆる大人社会乃至ムラ社会に適合することが下手な方々、他のひとつは、その職場特有の必須情報の収集が下手な方々です。
前者については、核家族化、少子化、地域社会崩壊、同一学年範囲でしか交流しないと言った昨今、若い方々が大人社会に馴染みにくいことは、ある程度やむを得ないことだと思われます。これは、言わば社会における経験不足の問題ですから、本人の努力で乗り切るほかはないでしょう。これに対して、後者については、そのような職場情報の収集に必要な質問テクニックを知らないことが大きな理由のひとつだと思われます。
貴方が道に迷って電話で道案内を誰かに頼むとして、もしも、貴方の居場所を教えないとしたら、誰も道案内はできません。同様に、他人(例えば、上司)に何らかの疑問を問い質すときには、貴方の居場所、つまり貴方がどのようにしてその疑問に至ったかを手短に伝えない限り、的確な回答を得ることは困難です。特に、多忙な職場で上司に込み入った質問するような場合には、この質問テクニックの得手不得手が大きな差となってあらわれます。
どうか皆さん、これから向かう職場におきましては、是非、質問テクニックを磨くことにより、先ずは、その職場にスムーズに受け入れられることを期待しております。ひとたび、その職場に受け入れられれば、貴方の持っている個性や能力は周囲に認められ、楽しい社会人生活をスタートさせることができるでしょう。

以上、同窓会長の挨拶とさせていただきます。

2014年3月24日 中大電気同窓会々長 飯塚信市