2013年3月 平成24年度修了式・卒業式・同窓会賞授与式

2013年3月24日(日)15:00~  第61期卒業生:143名  修了生:42名

2013年3月 平成24年度「修了式」・「卒業式」・「同窓会賞授与式」が開催されました

理工学部9学科全体の卒業式・修了式(13:00~)が5号館アリーナで開催された後、下記の通り各学科別の修士修了証書授与式及び学部卒業証書授与式が会場を移動して執り行われ、同時に修士論文発表会同窓会賞授賞式が実施されました。

日時:2013年3月24日(日)15:00~
会場:中央大学理工学部校舎5号館5533号室

≪証書授与式≫

理工学研究科電気電子情報通信工学科専攻主任の橋本秀紀教授から修士修了の各位に大学院修士学位記が授与され、続いて電気電子情報通信工学科主任の二本正昭教授から学部卒業者の各組代表に卒業証書・学位記が授与されました。
修了生:42名
第61期卒業生:143名

≪同窓会賞授与式≫

修士論文発表会の優秀論文発表者に対して同窓会賞として、優秀賞及び協賛社賞を同窓会会長 飯塚信市、協賛社アイコンテクノ(株)会長 金子和夫、協賛社(株)城南サービス代表取締役 磯 収二 から賞状並びに副賞を授与しました。
※(卒業時の同窓会入会者を「会員」と表記しています) 

≪優秀賞≫

 相馬 峻祐 さん (二本研)
テーマ:高出力QスイッチYb:YAGレーザの開発

水津 太一 さん (築山研) 会員
テーマ:小型SoG-LCD用駆動回路の最適入力配線設計に関する研究

藤田  亮 さん (築山研) 会員
テーマ:小型液晶ディスプレイ用タイミングジェネレータのNMOS単チャネル構成に関する研究

石田 淳一 さん (久保田研) 会員
テーマ:DCT係数のスパース化による画像品質評価法に適した画像圧縮方式

布施 理  さん (國井研)
テーマ:金属薄膜を用いた真空仕様超音波モータの膜厚および時分割駆動システムの検討に関する研究

中村 亮太 さん (久保田研) 会員
テーマ:格子を用いたカメラキャリブレーションによる自由視点画像合成 

≪アイコンテクノ賞≫

平野 裕也 さん (杉本研)
テーマ:DC-DCコンバータICの電流不連続モードにおける解析手法の提案と回路設計手法の統一化に関する研究

≪ウッズ賞≫

伊藤 博泰 さん (二本研)
テーマ:大規模太陽光発電に関する電力貯蔵システムの検討 

≪城南サービス賞≫

細田 大輝 さん (白井研)
テーマ:SBR法による屋内外電磁波伝搬解析

  

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理工学部全体の卒業式・修了式


 

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電気電子情報通信工学科専攻主任の橋本秀紀教授挨拶


 

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橋本教授の挨拶に聞き入る卒業生・修了生


 

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修士修了者への大学院修士学位記の授与


 

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学部卒業生組代表への卒業証書・学位記の授与


 

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学部卒業生組代表への卒業証書・学位記の授与


 

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修士論文発表会同窓会賞授与


 

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修士論文発表会同窓会賞授与


 

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 修士論文発表会同窓会賞授与


 

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 修士論文発表会同窓会賞授与


 

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 修士論文発表会同窓会賞授与

 
 

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 修士論文発表会同窓会賞授与


 

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修士論文発表会アイコンテクノ賞授与


 

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修士論文発表会ウッズ賞授与


 

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修士論文発表会城南サービス賞授与


 

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中大電気同窓会 飯塚信市会長の来賓挨拶


 

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お世話になった指導教授と共に喜びの卒業生


 

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お世話になった指導教授と共に喜びの卒業生


 

130324DSC_019.jpg卒業証書を手に喜びの卒業生


 

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卒業証書を手に喜びの卒業生


 

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卒業証書を手に喜びの卒業生


 

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卒業証書を手に喜びの卒業生


 

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支援してくれたお父さんと共に喜びの卒業生


 

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通学沿道の桜

 

来賓挨拶要旨「同 窓 会 から 贈 る 言葉」

私は、本学科を昭和47年、すなわち、ほぼ40年前に卒業し、今期より、本学科の同窓会会長を務めさせていただいております飯塚信市と申します。

さて、第61期卒業生の皆さん、並びに、大学院修士課程終了生の皆さん、本日は、誠におめでとう御座います。心より、お祝いを申し上げます。また、本日ご来場のご父兄の方々におかれましては、ご子弟の教育に対する経済的ご負担、この不況下におかれまして、さぞや、ご苦労もおありであったことと、察せられる次第でございます。
かく言う私も、数年前に、二人の男の子を、長男は文系大学、次男は理系大学院修士を卒業させましたので、皆様のご苦労は、人ごととは思えない次第で御座います。

例年、卒業式乃至終了式におきましては、卒業証書を受け取ったのち、壇上で教授に握手を求めたり、中には、来場の親御さんに向かって大声で「ありがとう」絶叫する元気な学生さんもおられます。誠に微笑ましい限りでございます。
もっとも、残念ながら、「ありがとう」の相手は、常に、「おかあさん若しくはママ」でありまして、「おとうさん若しくはパパ」という生物は誠に寂しい思いをするのであります。子供の成長に関しまして、手柄は、昨今、みな、「おかあさん」のものでございます。「産んだのは私よ」、誠に、ごもっともでございます。家族を持った以上、「おとうさん」が働いて稼ぐのは当たり前であります。「でも、一緒に作った子供だよねー」なんて言っても、それはそれでございます。卒業生、並びに、修了生の男性諸君も、いずれ、この厳しい現実に直面される筈でございます。
そのような訳で、是非、皆さんは、本日、お帰りになりましたら、一言、おとうさんと言う寂しい生物にも、心から「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えてあげてください。さぞや、「おとうさん」という生物は、お慶びになるかと存じます。

さて、卒業生並びに修了生の皆さん、学生生活はいかがでしたでしょうか。リーマンショックと言った経済的大変動もあり、東日本大震災といった1000年に一度の災害もあり、さらには、原発事故と言ったあってはならない事故もありました。しかし、皆さんは、この素晴らしい校舎と設備、そして優秀な教授陣の中で、知性を磨き、沢山の友人と出会い、社会人となるべき素晴らしい人間に成長されたことと確信しております。
もっとも、現在の心境はといえば、おそらくは、社会に巣立つにあたり、一抹の不安を覚えておられるものと思われます。大丈夫です。安心してください。皆さんには、様々な分野で活躍された又は現在も活躍しておられる約9800人もの先輩がおられます。皆、後輩を迎えるのを楽しみにしております。

各人の努力の結果である学業成績は、勿論、大切であります。しかし、社会で成功されている先輩たちが、全て、学業成績優秀者かと言うと、私ども、47年卒のその後の動向を見ましても、必ずしも、そうではないようであります。
 学業成績優秀者とは、与えられた課題を自分のものとして把握し、直ちに、その解決に取り組むタイプの方々であって、正に、組織乃至企業の求める人材そのものであります。勿論、こうした方々は、ほぼ例外なく、その後、成功され、社会的に重要な地位につかれております。
 一方、学業成績が必ずしも良好でない者とは、どうも、若者にありがちな「諸般の事情」により、勉学に対するモチベーションが、今ひとつ、上がらなかった方々のようであります。つまり、「今は、勉学などしているときではない」と無意識に感じている方々であります。こうした方々も、なにかのきっかけで、モチベーションが上がりますと、突然、とんでもない力を発揮されるようであります。いわば、火事場の馬鹿力であります。結果、我々同期の中におきましても、そのような方々の中からも、いわゆる社会的な成功者と呼ばれる者が出現しております。
 このように、学業成績の如何に拘わらず、若者には、よく言われるように、無限の可能性が確かに秘められております。したがいまして、卒業生、並びに、修了生の皆様におかれましては、厳しいグローバル競争の中にあっても、自らの可能性を信じて、努力を重ねることにより、いつかは、自分の夢を実現されて、幸せな人生を送られることを、心から祈願する次第でございます。
これをもちまして、同窓会長の挨拶に代えさせていただきます。

             2013年3月24日 中大電気同窓会々長 飯塚信市