2004年2月3月 平成15年度修士論文発表会、同窓会賞授与式が開催されました

発表会
2004年2月25日(水)09:00~17:00

授与式
2004年3月28日(日)15:15~15:45

修士論文発表会優秀論文に「同窓会賞」を贈呈

≪修士論文発表会≫

日時:2004年2月25日(水)午前9時~午後5時
会場:中大理工学部校舎6209号室、6210号室
発表者:大学院博士課程前期修了予定者32名
審査員:天野浩志(会長)、菱沼一夫(副会長)、萩野征治(副会長)、門原健男(常任幹事)、田口昭夫(常任幹事)

≪同窓会賞授与≫

日時:2004年3月28日(日)午後3時15分~午後3時45分
会場:中大理工学部校舎1629号室
表彰:賞状および図書券一万円

受賞者:氏名および研究発表テーマ
伊藤勇樹君:「導電機構の異なる高分子フィルム表面からの光電子放出現象に関する研究」
北川岳寿君:「高い近似精度をもつ区分的線形回路のすべての解を求めるアルゴリズム」
櫻井宏樹君:「2.7V、200MS/s、14-bitCMOSD/A変換器のSFDR特性改善とLSI化に関する研究」
浪越洋人君:「惑星探査ローバにおける自立危険回避機能に関する研究」

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「同窓会賞」を受賞した左から、浪越洋人君、北川岳寿君、伊藤勇樹君、(櫻井宏樹君は欠席)

 

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賞状および副賞を授与される伊藤勇樹君

 

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賞状および副賞を授与される北川岳寿君

 

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賞状および副賞を授与される浪越洋人君

 

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審査員を代表して講評する菱沼一夫副会長

≪審査の所感≫

以下に提示した事項は修士論文発表会の終了時に所感として述べたものであり、2003年度の修士論文発表会における
同窓会賞審査の背景であったことをご理解下さい。2004年度の修士論文発表会も、この所感を基準に審査チェックリスト
を作成し審査する予定です。現M2の方々は充分に研究の成果を出すよう期待します。

  1. 同窓会員の立場として
    1. 社会からのニーズに応えた論文か?
    2. 中大の学生がこのニーズに応えてくれているか?
      ※先輩として、是非自分の会社に来て欲しい人かどうか
  2. 終了する人は“不充分だった”研究に心残りでしょう。
    M1の人は先輩の苦労を目の当たりにして、自分は繰り返さないようにしよう。
  3. 仲間との日頃の“議論”をもっとやろう。
  4. 先生を議論に巻込む努力が足りないようだ。
  5. 論文テーマは一生こだわりとして持っていて欲しい。
    (論文と異なった分野の仕事に就く人はなお更だ。好むと好まらずに関わらずあなたの青春をかけた筈、
    これを人生の基点にせず、何を基点にできるのか?)
  6. 既存の「学説」を疑い、否定する勇気。(確認の技術は日々高度化、進歩している)
  7. 科学と技術の相違をしっかり理解しよう。
  8. 下図の関係をしっかり設定すると共に常日頃ウォッチしよう。
    目 的←―――→理 論
     ↑            ↑
     └―→ 論  理 ←―┘